殺人事件としては戦後最悪となった相模原での障害者襲撃事件で、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。またご遺族、関係者の方々には謹んでお悔やみ申し上げます。そして傷害を負った方に置かれましては一日も早い回復をお祈り申し上げます。
弱者を殺めるという行為自体、人間社会としては最も卑劣な行為であり倫理的にも道徳的にも認めるわけにはいかないわけですが、自然の摂理からも間違っているという説明を解りやすく述べてくれている方がいましたので、ご紹介させていただきたいと思います。
http://virates.com/society/52130965/
「なぜ弱者を抹殺してはいけないのか? Yahoo!知恵袋の回答が秀逸すぎる 」より
現状たまたま強者にいる者でも時代が移り行く中では弱者になりえ、またその逆もあるわけです。どんな環境が待ち構えているのかは予測不能なわけで、多様性という方法が最も確率的にも、効率的にも種の保存という観点から考えうる限り最高の方法なはずです。
全てにおいて未来永劫完璧な人間など存在しません。
遺伝子に優劣はなく、あるのは「ある特定の環境において、有効であるかもしれない遺伝子」というだけで、多くの弱者でも生きられる社会こそが成熟した社会、本当の意味で先進国といえるのではないでしょうか。
都知事選に立候補している鳥越氏ですが、64歳から5年間で大腸、左肺、右肺、肝臓と4回の癌手術を受け最後の手術から5年を経過した癌サバイバーということです。
これだけ癌に悩まされれば、言い方は悪いかもしれませんがかなり追い込まれた心境だったと思います。
その鳥越さんが糖質制限しているのご存知ですか?
糖質制限にも賛否ありますが、実際に癌を患った人が実践していると説得力がありますね。
補足ですが、今回の都知事選の出馬とは別問題ですので、あしからず。
厚生労働省の発表では、癌の5年生存率が62.1%だそうです。
もう少し高かったり低かったりすれば、従来の治療法を選択するのか、それ以外の方法で行くのか、踏ん切りもつきそうですが・・・なんとも悩ましい数字だと思います。
一方で、高額薬の適正投与に指針を出すガイドラインもできるようです。
保険での負担額を減らすのが主目的ですから、今まで高額薬を処方されていた場合でも適用外になることは多くなるかと思います。
「未病を治す」重要性は益々高まる必要があると思っています。
前回の続きです。
本能という形で私達の遺伝子に今まで生きぬいてきた知恵が収納されていることをお話ししました。
以前は合理的であった本能でも現代においては不合理に思えるものも当然残っていたりもします。
前回はダイエットをとりあげてみました。
運動をしてダイエットをする必要がでてきたのは、長い人類史において極めて稀なケースであることは間違いないはずです。
そこで今回は血糖値を取り上げてみたいと思います。
我々現代人は血糖値と聞くとインスリンが思い浮かぶのではないでしょうか?
つまり血糖値をいかに下げるか、抑えられるかに焦点を当てているはずです。
しかし実のところ血糖値を下げるホルモンはインスリン1つに対し、
血糖値を上げるホルモンは数種類存在します。
①コルチゾル(=ステロイドホルモン)
②グルカゴン
③カテコールアミン(=アドレナリン)
④成長ホルモン
などです。
人類は実は血糖値が下がる事の方が、大問題だったと、うかがい知ることができます。
確かに糖尿病で血糖値がかなり高くなっていても、医者に怒られたといいながら食事制限をしぶしぶやっている方を何人も知っています。
一方で低血糖は一刻を争う危険な状態です。低血糖に陥れば細胞は活動できなくなり生命維持が出来値くなってしまいます。
人間の進化の歴史のなかで。危険を回避したり飢えから身を守るために血糖値を上げることが必要になることは、たくさんあっても
血糖値を下げなけばならない状況はほとんどなかったといえます。
空腹で低血糖状態でありながらも、ここぞという場面は多数あったと思います。
外敵から身を守ったり、狩猟時や食べ物の採集活動と、事あるごとに空腹にも関わらず多くのホルモンによって血糖を上げようとしていたのです。
現代のような飽食で、高血糖な状態に私たちの身体は慣れていないのです。
もっとも今のような時代が、これから先数百万年続けば、血糖値を下げるホルモンのほうが多くなり、上げるホルモンは少なくなっているかもしれませんが・・・
今となっては悪者扱いの血糖値を上昇させるストレスホルモン達ですが、ずーっと生命をつなぐ役割を果たしていたんだと思うとなんだか愛おしく感じることもあるんですよね。
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