健康法を考えると食事は確かにとても重要なものです。
しかし、よくよく考えてみると当たり前すぎてあまり深く考えられないもっと大切なものがあります。
呼吸です。
水や食べ物がなくても数日は生きれますが、呼吸が断たれるとものの数分で死に至ります。
ご存知のように呼吸は生きている間絶え間なく呼気と吸気を繰り返しています。
食事や水分補給とここが大きく違います。
吸って吐いては、一部の山頂を除いては肺との気圧の関係で、地球上ではほぼ自動的に行うことができます。
この呼吸ですが、主な役割は酸素補給と、二酸化炭素排出とみられますが、実はたくさんの役割が秘められています。
血液循環、内臓の活動、自律神経の調整などがそうですが、もっとたくさんの生命活動に関係していると思います。
24時間365日いつでもどこでも絶え間なく行われる呼吸なので、この実践法には大きなカギがあります。
手軽で安価で、どこでもできるものにかぎるという事です。 シンプルイズベストです。
実際には呼吸法への工夫という事になりますが、鶴太郎さんがやっているような高度なヨガ式呼吸法などはなかなか極めるのに時間がかかります。
またどこでもできるかというとちょっと抵抗があります。
そこで今回は、簡単で私がずっと以前から行っていて、患者さんからも効果が実感できるといわれるものをご紹介します。
仕事や家事で気分がすぐれないとき、イライラした時や緊張する場面、寝つきが悪いなどの時に効果がありますが、普段から気づいたらやる週間を身に付けるといいと思います。
呼吸はその時の心理状態を表します。逆に言えば呼吸を変えれば嫌な気持ちも強制的に変えられてしまいます。
余談ですが、これを利用すると心理状態を読むことができるのです。実際、占い師の方やギャンブラーの人は呼吸を読んでいる人もいるようです。
では実際のやり方ですが、
①出来るだけ息を吐き切る。口でも鼻でも構いません。
②吸うときは匂いを嗅ぎながら鼻から吸う。
この二つです。
たくさんの呼吸法を試しましたが、神髄はこの二つで網羅されます。お腹を膨らます、凹ますなんて意識しなくて自然に出来ています。
家でじっくりやりたいときは、気に入ったアロマオイルなんかを鼻の下に塗って嗅ぎながらやるとよりいいと思います。
厚生労働省の調べで、糖尿病が疑われる人が、全国で、1000万人にのぼると推計されました。
生活習慣病とされる一つですが、生活習慣の見直しが必要なことは言うまでもありませんが、この数字は社会問題として国レベルで対策を講じないとなかなか減らないと思います。
野菜の摂取量の減少が主な要因だと判断し、積極的な野菜の摂取を呼び掛けていくそうですが、あまりにもアバウトすぎると思いいます。
かぼちゃや、さつまいもの天ぷらだって野菜ですし、ドリンクバーの野菜ジュースだって野菜といえば野菜です。どうみても糖尿病が減るとは思えませんが・・・
トクホも含めて厚生労働省には正しいガイドラインを出してもらいたいところです。
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