前回の話の続きといいますか、補足です。
今日は21日春分の日ですが、あいにくの雨模様です。雨なのに花粉症がひどいなんて言うこともよく聞きます。
雨でも花粉は飛んでいるからとか、普段からの残留があるとか、無理くり付けた理由があるようですが、本当にそうでしょうか?
私はそんなに素直ではないのでそんな理由では納得できません。(笑)
やっぱり天気のいい日より少ないと思います。
ではなぜ症状がひどい時があるのか。 実は低気圧が影響しています。
頭部の浮腫みが多い人がそれを出す意味で鼻水やら目のかゆみなど、症状が出ることは前回話しましたが、低気圧下では体内の内圧の方がより高くなるため、いい方は極端かもしれませんが、膨張し、体内から出しやすい環境下という事になります。
山の上(気圧が低い)でお菓子の袋がパンパンに膨れ上がっているのを見たことがあると思います。あんなイメージです。
今日みたいな日は花粉の量は少ないのだが、気圧の関係で出しやすい環境といえるのです。
頭部の浮腫みの原因を先ず断つ。 その上で辛くない効率的な排出を促す。出せば出すだけスッキリしてくる、即効性はないのだが、こういうことが身体の負債をゼロにしていく治療法だと思うのです。
病気=症状ではなく、症状は身体の負債を払っている大切な行為なのです。
花粉症を例に挙げましたが、多くの病気は身体の負債の結果であるといえます。
当然ですが、身体の負債を先延ばしすればするほど、その返済は大変になります。
そしてその症状すら出なくなってくると、やがてポイント・オブ・ノーリターンとなるのです。
うちの亀も冬眠から覚めたのか時折岩場の影から顔を出し始めました。
毎年、私が一番春を感じる光景です。
春といえばすがすがしい人ばかりではなく、花粉症の方は、いろいろと悩ましい時期ではないでしょうか。
花粉症に関する対策もまちまちだと思います 憎っくき花粉を遮断する、花粉に対する耐性を獲得する方法、薬による症状の緩和、中には鼻粘膜をレーザーで焼くなんてのも聞いたことがあります。
話が少しそれますが、私の患者様で耳鳴りを訴えて施術されている方がいます。 耳鳴り自体もだいぶ気にならなくなっているのですが、ひどい花粉症に毎年悩まされているのが、今年は考えられないくらい楽だと報告を受けました。
実はこれはたまたまではなく、診方が変わると当たり前のこととなります。
どちらも頭部の浮腫み(淀んだ体液の停滞)が原因であるといえます。 頭部が浮腫むそんな馬鹿なと、とにわかには信じられない方が多いのではないでしょうか。
手足が浮腫むのは受け入れられても、頭が浮腫んでは怖い。という理由だけで。
実は体の末端は中心に比べ浮腫みやすい場所です。
汚れた池やプールでも、淵にゴミは溜り浮いていますよね。
頭部も末端に位置します。 重力に反して上に体液が溜まる。 理屈に合わないでしょう。 本質を捉えようとするには、そういう疑問がとても大切です。
ではこういう経験はしたことがありますか?
試験で1時間なり2時間みっちり集中して問題を解いた後、のぼせているような感覚になった。
人前で緊張する場面で赤面した。
数時間ゲームやパソコンをした後、目や頭が疲れた。
私たちは必要に応じて、または意に反していても反射的に、頭部に血液を集める場面があります。
ここで気づくことが、どちらもリラックスした状態ではないという事です。
今回は細かい精神の使い方までは割愛しますが、現代人は体よりも頭を駆使して生きていることの方が圧倒的に多いという事が花粉症の増加の一つの理由であります。
ここでもう一つ疑問が生まれます。
池やプールでいうならゴミ、不要な体液はなんなのか?という事です。
これがいつも私が言う、完全燃焼しきれなかった糖質(炭水化物)となります。
糖質が悪なのではなく燃焼しきれない以上に、摂取することに問題があります。
これも飽食な現代において花粉症が増加した理由でもあります。
さてこのような診方になりますと、実はこの春先に花粉を媒介にして頭部の浮腫みをリセットするいい機会とも捉える事が出来ます。
春先のデトックスといってもいいかもしれません。
花粉症の方にとっては聞き捨てならない、話だとは思いますが・・・
偉そうにこんなこと書いている私自身、10年位年前までは、この時期は鼻水止の薬は毎日飲まないと、仕事ができない状態でした。
ところで、先程の耳鳴りの患者さんですが、頭部、顔、耳、などの施術後、気圧を下げるボックスに入っていただきます。 これで鼻水や痰、目ヤニなどを出すようにします。
もちろん浮腫みの元栓(糖質)を断ってという事になりますが・・・
頭部の浮腫みが減ると、出すものがなくなりますから、必然的に鼻水や目ヤニなどの症状も軽くなるわけです。
このように必要があるから出すという視点はなかなか、理解しにくいことです。 自らが主原因であるということは誰もが認めたくない事実ですし、ましてや花粉なんてありがたく思えるはずもありませんから。
しかし病人=被害者、この場合花粉=加害者という発想での病気回復にも限界が見えていることも事実です。
そして何よりも懸念しなければいけないことは、こうした症状を無理に止めるしわ寄せが数年後、数十年後にどういうこととなって出てくるのかというところでもあります。
もっとも数十年後になにやら重大な病気になったとしても、まさかそんな前から布石があったなんて普通は想像しませんし、今の常識からはかけ離れているわけですが・・・
しかし仮にそうしたことが見えたなら病気は未然に防ぐことが可能になると思っています。
WBC世界バンタム級タイトルマッチ、山中慎介VSルイス・ネリの試合ですが2RTKO負けという結果になりました。
まずは階級制のスポーツにおいて、軽量時に2.3Kgオーバーで登場するなんて、初めから確信犯ですね。体重を落とす気ないです。
このハンデは計り知れません。パンチの重さだけではなく、減量苦に耐えた身体は回復に相当な時間を要します。
最近、世界戦でも多いんですよね。亀田大毅戦もそうでした。 本来なら失格なんですが、放映権やらチケット、会場の関係で試合はやらせます。
こういう場合は失格で、試合中止でいいと思います。
その代わり相手側にはファイトマネーの全額没収。
及び、試合に挑む両選手陣営は損害賠償額の供託をあらかじめさせておくなどの措置が必要に思います。
その位してしてを試合に臨まないと減らないと思います。
こんな試合見せられていてはプロボクシングの未来は明るくありません。
戦術についてはじっくりと相手のスタミナ切れを待って後半勝負でいいのかなとも思いましたが、ムカついていたのか最初から危険な距離で打ち合いに行っていましたね。
相性がいい相手とは言えませんが、失格で勝ちがない相手のモチベーション的には後半まで元気は続かないと思っていました。
2RTKO負けというと大差のように思えますが、実力差だけではなく、倒しに行くイコール、倒される距離でもあり、リスクが高まります。
左が一発当たれば逆もあったと思いますよ。
どちらにしても前回、今回と後味が悪い試合となってしまったことを残念に思います。
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