モリタ整体院

平井(JR総武線)の整体・カイロプラクティック

〒132-0035東京都江戸川区平井3-24-8森田ビル1・2F

人生100年時代について

人生100年というのが当たり前のように言われ始めています。
それに伴い健康寿命、資産寿命なるものまで考慮したライフスタイルの見直しを図る生き方が必要だといわれ始めました。
老後資金2000万円問題で、年金が危ないとか、10%の消費増税といわれる一方で、イージスアショアの配備、高性能ステルス戦闘機F35の105機もの購入予定などには惜しげもなく資金投入。
国の借金は1000兆円をゆうに超えているといわれる現在、実際のところいったいこの国は財政難にあるのか、お金持ち国家なのか、わからなくなる時ありませんか?
日本が財政難にあるのか、本当はお金持ち国家なのかで、人生100年時代のプランニングも本当は大きく変わるはずです。
実はこの国家財政の問題は昔から議論されていて、今すぐにでも国債価格が暴落して金利上昇し、国は膨大な借金があるので、利払いすらできず国家破綻するという意見もあれば、一方でMMT(現代貨幣理論)やリフレ派のように通貨発行権を持つ国家は債務返済に充てる貨幣を自在に創出できるため、財政赤字で国は破綻しないのだからジャンジャンお金を刷ってデフレ脱却まで財政出動すべきという意見もあり、専門家でも意見が分かれております。実際、日銀はこれをやってきたのですが・・・
経済の専門家ですら意見がこうも違うのですから、本当のところどうなんだろうと思うのは無理もないはずです。
医学もそうかもしれませんが、経済学も地動説と天動説くらいにどこかでボタンの掛け違いがある場合があります。前回のブログでも書きましたが、病気の見方を変えると治し方も必然的に変わってくると申しました。
なんでこんなにも意見が分かれるのか、なのですが、そもそも「貨幣」とは何かが国家破綻論者の方とMMTの方では違います。おおもとで違うのですから結論も必然的に違ってきます。
前者では貨幣とはそれそのものに価値がある、いわば商品と捉える。一般的にはなんとなくしっくりきます。
一方で、後者は貨幣とは、負債であると捉えています。誰かの負債は他のだれかの資産ですから、負債が増えれば貨幣が創造されることになり、返済して負債が減れば、その分貨幣が世の中から消えることになります。
慣れないとしっくりきませんが、これも少し考えれば理解できます。信用創造というやつです。ニクソンショック以降、現代は兌換紙幣でなく不換紙幣なのだから、後者が正しいと主張しているのが、MMT(現代貨幣理論)という事になります。
尤もこの理論はFRB議長、ノーベル経済学賞の受賞者などそうそうたるメンバーが否定していますが・・・
どちらが正しいのかは今回は置いておいて、あらゆる場面で対立した意見を伺っていると、往々にしてそもそも論のところで違う事がよくあります。その結果、まったく反対の対応がなされるのです。
宗教観や性善説に基づくのか、性悪説に基づくのか、また人間は動物であると捉えるのといや動物とは違うと捉えるのでは、規律、ルール、教育などの取り組み方も変わってきます。そもそも人間に対する捉え方が違うのですから、当然といえば当然ですが、双方で意見がかみ合う事はありえません。

今回のように年金も、100年安心プランと言ってたはずがどういうことだ、となる前に情報をうのみにするのでなく、そもそも論から疑ってみるのも人生100年時代には必要なのかもしれません。
個人的にはコペルニクス的転回はあらゆる分野において往々にして起こると考えています。
私が少年野球をしていたころは、「運動中、水は飲むな」が常識でした。まだまだたくさん、塗り替えられる現代の常識はたくさんあっても不思議ではないはずです。
100年たっても色褪せない真の健康法を提供できる院でありたいと思っています。

2019.06.16

〒132-0035
江戸川区平井3-24-8森田ビル1・2F

  • お問い合わせフォーム

モリタ整体院