モリタ整体院

平井(JR総武線)の整体・カイロプラクティック

〒132-0035東京都江戸川区平井3-24-8森田ビル1・2F

さとり世代

少し前に「ゆとり世代」という言葉をよく耳にすることがありましたが、今は「さとり世代」と言われているようです。
デフレ下の中で生まれ育ち、情報に溢れた環境で過ごしてきた世代は、現実社会の厳しさをひしひしと感じ、努力や労力に見合った結果が約束されていないチャレンジはあまり合理的でない。夢や目標なんか持たなくたって今が安定していればいい。という考えに至るようになり、その姿が悟っているようにみえることから「さとり世代」と呼ばれるようになったようです。
巨人の星のようなスポ根アニメなんて今放映したらどうなるのかなと思ったりします。
星飛雄馬が投げる大リーグボールを投げられるように暗くなるまで本気で練習していたのが懐かしいです。
老後に備えて貯蓄が趣味という若い人もいるようで、夢というより現実を見据えているのかもしれませんが、なんかさみしい気もしています。
ただ、その安定、現実というものが歪められるかもしれないとしたらどう思うのでしょうか?
東北大学大学院経済学研究科の吉田浩教授の試算によると、若い世代の投票率が1%下がると若者は7万8000円、損するそうです。
内容は政府の支出を賄うための資金調達を「税金」で行うか、将来世代の負担につながる「国債」で行うかの二択になるが、将来世代の負担につながる、国債による負担と、社会保障による受益の2つの要素を総合するとそうなるらしいのです。
国の借金問題にはいろいろと意見がわかれるところもありますが、民主主義では声の大きい世代に優遇された政策を訴えないと当選しないわけで、そうした政策がとられるのは至極当然な結果です。
一方で、その時代その時代に適合してきたのが、哺乳類の歴史でもあります。
適者生存こそが生き残る術だと思うのです。
恐竜が闊歩していた時代に私たちの祖先である哺乳類は身体を小さくし、夜行性になる事で生き残ったといわれています。
流れに抗わないで無駄な労力、心労を煩わせないのが、時代の変革期の中のストレス社会を生き抜く、省エネ的な現代の生き残り戦術なのかもしれません。
来る時代がどういう時代なのか興味深いです。

2021.10.21

〒132-0035
江戸川区平井3-24-8森田ビル1・2F

  • お問い合わせフォーム

モリタ整体院