一言に疲労といっても実は、大別して3つに分ける事が出来ます。
一つは筋疲労、これは運動後や肉体労働の結果に起こる疲労で、一般的に呼ばれる疲労ではないでしょうか。
次に、内臓疲労です。これも疲労感として身体に現れます。食べ過ぎ飲み過ぎなど暴飲暴食により内臓が休まる暇がなく起こります。薬の飲み過ぎやプロテインやサプリの摂りすぎでも起こります。
三番目が脳疲労(精神疲労、眼精疲労なども含む)です。俗に気疲れと呼ばれるものの他に、脳をフル活動した時にも起こります。長時間の繊細な作業や同時通訳などでも目や耳などの脳神経を介して脳は疲弊します。
これらは単独で起こる場合もあれば、複合している場合も多くあります。厄介なのは本人はどの疲労なのかわからず、疲れとして捉えてしまう事です。
いずれの場合も共通した回復法として欠かせないのが良質な睡眠です。 これが取れているうちは、おおかた大丈夫なのですが、睡眠に異常が起こると回復しきれずに翌日を迎えるという結果になり、後は雪だるま式に疲労が溜まったり、他の疲労に連鎖していきます。その結果、身体が壊れ、多くの病気が発症します。
一つ例を上げてみますと、ぎっくり腰を半年に一回くらい繰り返す方がいて、腰回りの筋肉も確かに凝り固まっているのですが、内臓を触診してみると肝臓や胃の周辺にも鈍痛があったり、硬さが見られ、そこへの施術も施し、ファスティングの指導をして内臓が冷えていたので、冷えを解消したところそれ以後、内臓疲労に気を付けることで、2年ほど、ぎっくり腰は起きてはいません。
内臓疲労ならお腹が痛くなってくれれば話は早いのですが、腰痛として表現してくるわけです。
これではいくらレントゲンやMRIを撮ってみても、真の原因には辿り着けるわけもなく、反対に痛み止めや消炎剤を服用したりすると、より内臓疲労を助長する事さえ出てきてしまいます。もちろん自己判断で腰痛に効く健康食品や大衆薬の服用も同じ結果を招くこともあります。
身体は繋がっています。頭痛といっても頭に問題がある場合だけでなく胃からくる場合や、鼻や眼からくる場合もあります。
「身体の声を聴く」触診、問診、はもちろん、望診、舌診、脈診、それにプラスした違和感というか経験が生み出す第六感をフル活動して原因にせまるのが整体です。
現代医学の盲点を別の角度から迫る事で、問題改善に貢献できれば整体師としては本望であり、存在価値があると感じています。
今回は色々な疲労についてでしたが、良質な睡眠をまずは意識してみてくださいませ。
健康の基本は「出す」という事です。
とかく、何を摂ればいいか、どんなサプリを飲めばいいかと考えがちですが、先ずは「出す」事があって入れるが後です。
野生動物の場合、調子を崩すと断食をして改善させるのはご存知かと思いますが、これが自然の姿です。入れるのをまずは断っているわけです。
私自身何度か断食をしていますが、その効果は実証済みです。2日間の事が多いのですが十分効果を感じます。
また出すというとサウナも効果的です。サウナ→水風呂→休憩(整う)することで、発汗、蒸散が行われ、出す健康法です。
もう一つ出す健康法として欠かせないのが、洗腸です。
私は、もし災害に遭って家屋が倒壊するようなことがあったら、洗腸器だけはもって逃げようと日頃から持ち出しやすいように配置しています。
それくらい健康維持や回復には欠かせない物だと思っています。
ざーっと出す健康法を上げてみましたが、運動ももちろんそうですし、睡眠もそうです。
気の合う人と気兼ねなく話すことだって出す健康法です。 涙もね。
〒132-0035
江戸川区平井3-24-8森田ビル1・2F