今年もいろんなことがありましたね。依然としてコロナも続いていますし、ウクライナ戦争も始まり、ジワジワと物価も上がってきました。
グレートリセットなどといわれていますが、現在のシステムが持続可能でない状態まできているとするなら、大きな転換点に来ていることは間違いないと思います。
問題は痛みを伴うハードランディングになるのか、首尾よくソフトランディングとなるのかの違いくらいです。無血開城の明治維新に対し原爆投下にまで至った第二次世界大戦の違いという感じでしょうか。
出来る事ならソフトランディングして新しいシステムでの始動を望みたいですが、グローバル化した現在では世界中を巻き込んでの変換になるはずですから、そういう意味では今までにない大規模なリセットになると思います。
当院でも長らく活躍してくれた田中先生が年内で抜けることになります。田中をご贔屓にしてくださっていたお客様にはご不便をおかけいたしますことをこの場を借りてお詫び申し上げます。
人員の補充なしで、とも思ったのですが、日進院でも働いてくれていた方からこのタイミングで連絡がありご縁があっての事と今回手伝ってもらうことになりました。
多くの皆様に支えられモリタ整体院も来年33年目を迎えます。
今まで培った技術と知識を出会えた方に体現していただき、より健康な身体を手にいれていただけることに力を注ぎたいと思っています。
2023年も皆様にとりまして良い年になる事を願っています。良いお年をお迎えくださいませ。
私が考える整体師的なものの見方は常に反対側を意識するということです。
この世の全ては陰と陽、相対的な関係で成り立っています。
例えば肘をまげて力こぶをつくると、上腕二頭筋が主動筋となり収縮して盛り上がって力こぶが出来ますが、その裏側の上腕三頭筋は拮抗筋と言って弛緩して延ばされた状態になっています。
こちらの意識は気を付けないと感じずらいものです。
この肘を伸ばすとなると立場は逆転して主導筋が三頭筋となり拮抗筋が二頭筋となります。
実技的な話になりますが、むしろ拮抗筋に痛みや凝りの問題が隠れていることが多かったりします。
腰が痛い方に、整形外科ではお腹側の筋肉ってほとんど治療しませんよね。でもうちでは腹側も疑っています。主導筋と拮抗筋は常にペアであるからです。
心と体もやはりこの陰と陽の関係にあります。
嬉しい事や楽しい事があると笑顔になりますが、笑顔をつくると嬉しい気持や楽しい気分になるのもまたしかりです。
その部分に特化した専門家というより広い範囲での関連性に気づくことが整体師としての重要なスキルだと感じています。
〒132-0035
江戸川区平井3-24-8森田ビル1・2F