モリタ整体院

平井(JR総武線)の整体・カイロプラクティック

〒132-0035東京都江戸川区平井3-24-8森田ビル1・2F

最高の進化系

人類の誕生から200万年ほど経ちますが、現在地球上に存在している生物はある意味過酷な自然界を生き抜いてきた最高のエリート集団だと言えます。

飢餓や、氷河期、戦や戦争など多くの生命の危機を生き抜いてきた訳ですから当然です。

先祖は間違いなく過酷な自然界で生き延びていたわけで、少なくとも生殖までは伝染病や病気で息絶えることもなかったわけです。健康面でも超エリートだったのでしょう。

気の遠くなるような月日を血統のラインを途絶える事なく生き延びてきた幸運の持ち主が今の我々と言えるわけです。

何が言いたいかといいますと、まずは生きているだけでとてつもなく幸運だということと、本能をもっと信じてもいいのではということです。

本能というと何だか野蛮で、非科学的な思考のような印象を受けますが、私達の祖先は今ほど多くない情報の中で、どのように意思決定していたのでしょうか?

本能しかありません。時には虫の知らせとして、そっちじゃないこっちだ、今は動いちゃいけない、もう少し後ろに下がれ、こいつは敵だ、という感じでその心の声に従って命を落とすほどの失敗は冒さなかったわけです。

その経験は遺伝子にしっかりと書き込まれているわけで、今の我々の個性としても表れています。

用心深い人、人見知りな人、心配性な人、等々

現代では欠点と言われる性格も、いずれにしても過酷な原始時代では長所だったわけで、必要な気質だったわけです。

誕生日に祖先の200万年をプラスすると自分の潜在能力の凄さというかスケールが大きく感じますね。

ピカソが、かつてレストランで食事中に、ピカソの大ファンだった店主に、何か描いてほしいと頼まれて、30秒ほどでスラスラ描いてくれたそうな。 店主もお礼がしたいといくらか聞いたところ、サービスで書いているからお金はいらないが、もし値段を付けるなら100万ドルだと。

店主もたった30秒なのにと驚いたところピカソはこの絵が描けるまでになったのには40年かかったといったそうです。つまり40年と30秒の傑作だと。

我々もここまで来るのに200万年かかっていると思うと、最高に幸運ですし、本能にはしっかりと正しい判断が格納されているはずです。

情報ばかりに左右されるのではなく自分の心の声にもっと従うことが現代を有意義に生きる秘訣なのかもしれません。

2013.05.29

脳のデフラグ

頭蓋骨の中に収められた脳は、五感を通じて情報を得ていますが、結構、横着者というか、刺激好きな性質です。

暇だとすぐにいらん妄想に走りますし、刺激はどんどん強烈でないと満足しなくなります。

脳の不感症状態とでもいいましょうか。

最近のテレビや映画、ゲームは昔より強烈ですよね。

マンネリ化した情報は過去の情報を引っ張り出してきて代替します。

五感全ての情報が脳に届けられたら逆にパニックになって落ち着いて生活できないですからね。

必要な機能なのですが、ある意味過去の情報を引っ張り出して、今を過ごしていることになります。

つまり過去の情報をつぎはぎして生きているようなものです。

一日に20、30分五感に起きている事を意識に上げると今現在に集中することが出来ます。

ついでに脳の暴走(妄想、雑念)が無くなりスッキリした感覚になります。

PCでいうシステムメンテナンスやデフラグに相当します。

本来は睡眠がこの役割を果たしていますが、人類史上多分一番の情報過多の状況下では不十分だと感じます。

瞑想や座禅がいいと思いますが、一定のリズムのランニングや水泳などもいいと思います。

脳の最適化やデフラグが出来ないと自律神経などにも影響が出てきます。

背骨の可動性も失われ、ある部分は可動性亢進といって不安定な状態になります。

背骨を触診すると解るのですが、 背骨の左右の皮膚温度にも大きな差が出てきます。

神経の通り道でもある脊椎の調整は時に劇的に五感の感覚を明瞭にすることがあります。

最近物忘れが多いとか、シャキッとしない方は、五感を意識する時間を少し気に留め、脳のデフラグをして、ハードの部分では背骨の歪みを正すことをお試しください。

2013.05.21

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