アイス・バケツ・チャレンジというのがなんだか流行っているそうですね。
世界各国の著名人がやっているので、罰ゲームか何かかと思ってたのですが、ALS(筋委縮性側索硬化症)の支援運動だったんですね。
以前、私の患者様でALSの方がいらっしゃっていて、この病気の恐ろしさは本当に身に染みるほど味あわせられました。
その方が来院したのは9年前でした。ロマンスグレーの頭髪にスカーフを首に巻きストライプのシャツにジャケットを身にまとった、長身の日本人離れした風貌の方で、大手の取締役をされている方で、以前は色々な国に赴任していたらしく最後はドイツで奥様と生活していたようでした。あまりこの辺ではお見受けしない風貌だったのでよく覚えています。
ステック型の杖でお一人で来院され、はっきりとした口調でお医者様並みに論理的に事細かく症状をお話になられました。 白黒はっきりしていて曲がったことは大嫌いな性格とお見受けしました。
その方が「いずれ動けなくなるんだこの病気は」と最後に言ったのが印象的でしたが、それから週一回のペースで施術が始まりました。
ほどなくして英会話教室を自宅で始めるというので、私もお願いするようになり、ご自宅にも何度も伺うようになりました。
この病気の恐ろしさは文字通り筋肉が委縮して動かなくなるのですが、進行が速い事と脳はしっかりしたままだという事です。
日に日に動きがたどたどしくなり、やがて車椅子で来院するようになり、ご自宅でも車椅子で移動するようになっていきました。
気丈な方でしたので介添えを極力嫌いましたが、それもままならなくなりやがて奥様がつきっきりになられました。
施術している私にも施術のたびに硬縮していくのがわかり、身体がコンクリートのように硬くなっていくのが感じられました。
皮肉なもので病気をする前は何でもきびきびと自分で行動する行動的な人だったので、この病気は人の手を煩わせると嘆いていました。
来院もできなくなり、英会話教室もお休みとなりしばらくして訃報を聞く事となりました。
ALSは全身の筋肉が動かなくなり、いよいよ声も出なくなり、眼筋は比較的最後まで動かせるようで、ボードを使って目でコミュニケーションをとる方もいます。
最終的には呼吸も出来なくなる恐ろしい病気です。
徐々に徐々に身体は効かなくなっていくが、頭だけははっきりしたままという人間の尊厳を奪い苦痛を味あわせる病気です。
全ての病気が辛いのですが、ある意味精神的には一番つらい病気に入るかと思います。
実はこの病気に冒されていながら強靭的な生きざまを見せている方がいます。
あの有名な医療法人徳洲会グループの徳田虎雄氏です。
病院王といわれる彼に興味を持ち本を読んで知ったのですが、とにかく壮絶な人生です。
ある意味、むちゃくちゃなのですが、不屈の精神とはこのことだと思います。
道徳的にはこの方がしてきたことは色々と物議があると思われますが、この病気に冒されながら尚、使命感を持ち前に前に進む精神には頭が下がる思いがします。
よく試練などと言ったりしますが、この人の本を読んだ後はちっぽけに感じることでしょう。
今自分が不幸せだと感じている方は是非読んでみてください。自分の置かれた境遇がまだまだ幸せで、可能性に満ちているか身に染みます。
詳細は「トラオ」(小学館文庫)をお読みください。
ALSは現在、難病指定されている病気で、どんな形であれ注目を集めたことはいいことだと思いますが、他にもまだまだたくさんの難病が存在するので、そちらへの関心も同時に進むことを望んでいます。
STAP細胞の再現実験について素人の私が、生意気にも口出す次元ではない事は百も承知ですが、少しだけ。
以前にもブログで取り上げましたが、私はSTAP現象に肯定的な考えです。
細胞にストレスを与えてリセットをはかる。という発想が私が見てきたものと頷ける事が多かったからに他ならないからです。
例えば断食によって癌を克服した方、同じく子供を授かった方などもそうですが、
生命の危機を感じると普段休んでいるDNAのスイッチがONになることはよく知られています。火事場の馬鹿力などもこれに当てはまると思います。
ただ残念ながら上記のような結果が得られなかった方も当然知っています。
ではこの差は何なのかということになりますが、私は条件だと思っています。
置かれている環境条件の違いはいろいろとあると思います。お住まいの気候風土、家庭環境、職場環境、置かれている現状など複数あるので、我々感情のある人間の場合はどれとは特定するのはなかなか難しいとは思いますが、細胞レベル考えるなら、気温(体温)、酸素濃度、気圧(体内圧)、日照時間 等の外部環境に起因すると思います。
特に今回試して欲しいのが気圧を下げた条件下で実験を行ってもらいたいというものです。
弱酸性の溶液に浸す他に、細管に細胞を通してストレスを与える方法も挙げられていましたが、あれは圧力というストレスではなく、気圧の低い方に引かれる自然の法則、条件に反射したからなのではと思うのです。重力に逆らって植物が上に伸びる事が出来るのも宇宙の真空が吸引しているからです。ストローで僅かな吸引力でジュースを飲むことが可能なのも真空の力が如何に強いかを物語っています。
そういえば先日TVで道路にあるカーブミラーを作るのに型取りから吹付まで真空を利用していました。型に入れるより均一で埃などもつかず綺麗に行くそうです。またアルミの吹付も見事に薄く均一にいくとおっしゃっていました。真空恐るべしです。
以前ある健康法を実践している時に気圧を下げるボックスに一定時間入る施術をしていました。(今もしていますが) 非常に目覚ましい効果があります。具体的には、出さなければいけない老廃物などは皮膚や呼吸を通して旺盛に出てきます。湿疹、咳、痰、鼻水など俗にいう症状として。
非常に簡単に言ってしまうと症状は必要だから出ている現象で、出すもの出せばそれで病気もお終い。とい考えなので。
地上1気圧から高度が上がるにつれて気圧が下がり宇宙では真空になりますが、この宇宙の引く力が生命を育んでいるとうい考えから発明されたものですが、この真空というキーワードはSTAP細胞の実験にも取り入れてみる価値はあると思うのです。
「自然は真空を嫌う」といいますが、真空に近い減圧された条件下では新たな現象が発現しうるのではないでしょうか。
小保方さんの実験ノートに当然ですが、実験日の天気、湿度、気圧などが記してあるそうですが、是非、低気圧酸素ボックスでの実験結果を見てみたいと思う今日この頃です。
急に冷え込んできましたが、お身体には留意してください。
誰もが、近年の気候現象が異常ではないかと肌で感じているのではないでしょうか。
お年寄りの方々に聞いても、こんなの初めてだという話をよく耳にします。
大雨、雹、地震、竜巻 等々
地球はどうなってしまうのか、地球に何が起こっているのか?
ずっと以前にコラムで取り上げたことがあるのですが、今回は地球の脳波といわれるシューマン共振波と昨今の私の妄想について書こうと思います。
シューマン共振波とは地球の地表と電離層の共振現象ですが、エネルギー源は雷の放電や、太陽風による電離層の振動だと言われています。
周波数は7.83Hz(一次)、14.1Hz(二次)、20.3Hz(三次)・・・と多数あるそうですが、
現在は二次に近づいて上昇しているそうです。
この数字何かに似てませんか? ・・・そう人間の脳波です。
7.83Hzといえばアルファー波の中でもミッドアルファーといってリラックスは無論、集中力も高まった非常に安定した状態と言えます。
一方14.1Hzは脳波でいうとベーター波で緊張した状態です。
地球の脳波と人間の脳波は類似しているという事です。
近年その地球の脳波が7.83Hzからどんどん上昇傾向にあるのですから、以前とは違う何らかの自然現象に変化が出てもおかしくないと言えると思います。
また、人体にも共鳴いるとしたら脳波はベーター波(緊張した状態)になり、我々は常に緊張状態におかれているといえます。
ここからは直感的な感覚なのですが、地球と人間は個々に存在するものではなく一体とするなら、むしろ逆で人類の脳波の上昇に地球が共鳴してしまっている感覚がしています。
さらに東日本大震災のときに感じたのですが、犠牲になるところは必ずしも、緊張状態にある地域ではないのではないか、ということでした。
都会の方が被災地に比べればむしろ苛立った脳波の方々の方が多いはずですし、地球規模でいうなら紛争状態の地域すらあるのに、災害が起こる場所が必ずしも一致するわけではないのですから理不尽だなとやるせない気持ちになったのを覚えています。
病気というのもある意味、原因箇所が冒されるわけではないという理不尽なことに行き当たったりします。
歯は胃の為に働き、胃は腸の為、腸は肝臓の為、肝臓は血液・・・というように働いています。
歯が怠けて食べ物を丸呑みしていれば胃にとってみればいい迷惑で仕事が増えるだけ、かと言って歯にクレームを出すわけにもいかず・・・
その胃もいつか疲れ果てて手抜きをはじめれば、今度は腸の働きは倍増します。最初は一生懸命下痢をしたりして防御しようとがんばりますが、場合によっえては下痢止めという強敵に、仕事を妨げられながら・・・
それに疲れ果てて自分のところで機能不全になるか、手抜きをして食べ物を吸収するか迷います。
悩んだ挙句、肝臓には悪いと思いつつも門脈から吸収すれば、今度は肝臓に過大な負担が、その肝臓も手抜きをはじめれば、汚れた血液が全身を駆け回り60兆の細胞に運ばれてしまう。
そうなればどこが病気になっても不思議ではないと・・・
そう考えると病気になってしまった臓器(部位)は他に押し付けず、最後の砦となり、背負い続けた、けなげで頑張り屋の臓器(部位)と言えるわけです。
話がそれてきましたが、被災地もある意味人間のエゴが作り出した、利便性、効率を最優先した、(アスファルトやエアコンなどによる都市のヒートアイランド現象、携帯電話などの電磁波、私達の脳波も含め)しわ寄せがきているのかもしれないと考えてしまいます。
細胞60兆の集合体が人体なのなら、人間を含めた生物の集合体が地球です。
ひょっとして、自然災害ではなく人災なのではと妄想してしまうのです。
少子高齢化で、長寿国になった日本が今後向かえるであろう大きな問題は医療費や社会保障費などの財源問題と高齢者介護などの人手不足です。
前回お話ししたように2025年には社会保障費は149兆円が必要になり、現状の1.4倍になると試算されています。
高齢者1人を労働者人口1.8人で支えるという社会です。
日本では当たり前ですが、高税率高福祉を実施している一部の北欧諸国を除いては今の日本のような国民皆保険や福祉制度を実施している国は稀です。
現状の社会保障制度を維持していくためには、保険料の増額はもとより税金の更なるアップ、移民などの受け入れを増やしていく事になると思います。
予想できることは医療費の自己負担額はもっと上がるでしょうし、高額医療の治療は保険がきかないという枠はもっと増えてくると思われます。
それを補いたければ民間の医療保険の加入という選択肢になるのではないでしょうか。
DNA検査などを駆使して、病気の不安がある特定の部位、特定の科に保険を掛けるパーシャル保険も普及するかもしれません。
いずれにせよ病気への備え、治療には今よりもお金がかかる時代になるといえます。
こうした時代に生きる知恵とすれば、当然ながら病気にならない方法を各自が身に着けることが手っ取り早い方法です。
病気を防ぐには予兆を見逃さないことです。ちょっとした身体の変化、症状を見逃さないようにし、その解消法を知っておくということはとても重要です。
例えば肩こりにしても眼精疲労の場合もあれば、睡眠不足、脳梗塞への延長線上のサインの事もありますし、歯周病にしても同時に心臓病なども気を付けなければいけません。
各パーツの集合体という身体の認識ではなく、全てはつながっているという意識は必要かもしれません。
人の身体は千差万別です。ある人にはいい健康法も他の人には向かない、あるいは逆効果なんて言うのもたくさんあります。
絶対的な健康法が確立されていないのも、、身体の個性が存在するからです。
整体の世界には体癖で分ける身体の診方もありますし、アーユルヴェーダーや伝承医学にはヴァータ・ピッタ・カパ、 気・血・水などの体質に分けて治療法も変わってきます。
今後西洋医学でもDNA検査などで各自にあった治療法、薬の処方なども生まれてくるのかもしれませんが、東洋医学、伝承医学の世界では、症状に対して一律な治療法ではないことは、昔から普通な事でした。
自分の身体をもっと知る。 自分に合った回復法、治療法を知っておくことは、今までもそうだったのですが、更に必要なスキルになると思います。
私は週に3日の心拍数110~115程度のジョギングで、時間は30分から35分、ダッシュを3本入れるのがとても身体にあっています。
それ以上短くても長いのも、ダッシュを入れないのもいまいちしっくりきません。
もっというとこれは夏バージョンで冬場は違います。
食事にしても何をどのくらい食べたらいいのかはやはり個人差があります。
翌日の体調、お通じ、寝つきなどを観察して自分流を見つけてください。
私達の整体では皆様の筋肉の質(赤筋・白筋)、骨格、代謝、平熱などを踏まえ皆様にアドバイスできるように心がけております。
孫子の兵法にも「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というのがありますが、病の撃退にも当てはまります。
「未病を治す」意識を健康なうちから身に着ければ、二人に一人は亡くなる三大疾患も回避する確率もあがりますし、人の手を借りない、活き活きとした年の取り方も可能です。 また高税率高福祉国家になる必要もありません。個人にとっても国民全体としても、とてもメリットのある事だと思います。
日本人男性の平均寿命も80歳を超えたようです。
女性は86.61歳で2年連続の世界一です。
健康の定義は単に寿命の長さではないので、豊かな人生になったかどうかは一概に言えませんが・・・
ちなみに将来的に癌、心疾患、脳血管疾患の三大死因で亡くなる確率は男性で52.42%、女性は48.46%だそうです。
二人に一人は、三大疾患で亡くなるのかと思うと、複雑な心境です。
生命保険に入るなら癌・心疾患・脳血管疾患の三大特約付きがよさそうですね。
また年金の受給年齢も平均寿命の延びにならって、延びても正当な理由がつきそうです。
男女とも長生きの国になったことは大変喜ばしい事なのですが、同時に多くの負担増も意味します。
現実に医療費、年金、介護や福祉などの社会保障給付費が2025年には149兆円と約1.4倍にも膨れ上がると試算されています。
次回、長寿国で生きていくための心構えを考えてみたいと思います。
暑い日が続きますが、体調管理はいかがでしょうか?
以前ご紹介しました、「耳もみ整体」ですが、23日に再放送され、嬉しいやら恥ずかしいやら複雑です。
地味な施術ですが、安全で効果は高いものです。 ご自分でも手軽にできますので、毎日継続して、いじくってほしいと思います。
力の加減ややり方などどうかなと思われる方は、一度施術を受けられると感覚はつかめると思います。
現在、特殊なジェルを使って耳の施術をしていますが、スーっとした爽快感があり、今の時期ピッタリです。
話は変わりますが、ある方から鈴虫をつがいで4匹いただきました。
繁殖もさせられるようでどんどん増やせるそうなのでどうせならと、餌や、止まり木など買ってきて飼っています。
セミと違って鈴虫の鳴き声は体感温度を1度、2度下げてくれる感じがします。エコですし、なかなか風流ですよ。
子供の頃きいた声と違って聞こえるので、不思議です。
もしかしたら松虫だったのかな。
昨年の夏はブログでも書きましたが、セミの夏でしたが、今年は鈴虫。
そういえば童謡で「虫のこえ」ってありましたね。
あーあーおもしろい虫の声 ♪ って終わるのです。
余談になりますが、松虫と鈴虫は似ているけど違うようです。
鈴虫=鳴き声(りーんりーん)、体色(黒色)
松虫=鳴き声(チンチロリン)、体色(やや赤みをおびた黒色、飴色)
来年はコオロギもいいかもしれませんね。
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