リオオリンピックでは歴代最高の41個のメダルを日本チームは獲る事が出来ました。
特に逆転劇が多かったのには驚きましたし、興奮しました。
一般的には負けている場面で残り時間や残りセット、残り種目が少ない場面では、心は慌て、とても冷静な状態ではなくなり、普段のパフォーマンス以上の力はとても発揮されません。
ではなぜ今回こんなにも多くの逆転勝利を手にしたのでしょうか?
それだけ練習したといってしまえばそれまでなのですが・・・
高校野球なんかではわかりやすいのですが、明らかに試合には流れがあります。
オリンピックには魔物が住んでいると表現されたりもしていますが、流れが急に変わり予想だにしない結果がもたらされます。
観ている私たちでさえ感じる何かです。 今まで有利に進めてきた選手が急に、点を取れなくなったり、明らかに凡ミスをおかしたりして自滅するようなあれです。
一方で神がかり的なプレーで息を吹き返したかのようなスーパープレーをみせるあれです。
スピード競技では相手が止まっているかのような感じで抜きさるあれです。
スポーツをされている方は耳にしたことがあるかもしれませんが、あのときの状態をZONEといいます。
一般的には選手の超集中した状態を指しますが、余計な雑念は消え、無意識なんだけど五感が冴えわたり、負ける気がしなくなり競技に没頭した状態。
選手自体は自然に身体が動く感じと表現したりします。
ZONEに入った瞬間から選手が実力のMAXかそれ以上のパフォーマンスを叩き出すことができる、正にマリオがスターを手にした時の無敵状態です。
凄いことに、これは伝染します。 団体競技では仲間もZONE状態になり客席、いやテレビの前の応援者にも伝染します。
更に恐ろしいことに、今まで優位に進めてきた相手はまるで金縛りにあったかのような状態に陥り、焦りが緊張を呼び、すべてが悪い方に流れるという感じになり、そしてその状態も仲間に伝染します。
ここまでくると魔物としかいいようがないですよね。
その試合を目にしている人たちが一種の催眠状態にあるといっても過言ではないと思います。
私は23個の金メダルをもつフェルプス選手にも指導していた方からコーチングの指導を受けましたが、究極的には選手がどうしたらZONEに入りこむことができるのか、対戦相手がZONEに入った場合の対処がコーチングの仕事といっても過言ではありません。
そういう意味で今回のリオオリンピックでは選手の実力もそうなのですが、指導者のスキルが上がってきたともいえる大会だったと思っています。
リオオリンピックで、メダリストに輝いた卓球の水谷隼選手の本を読んでみました。
見かけによらず、ストイックで、強つための執着は異常といえるレベル。
自分でも言っているが、卓球に命を懸けている方です。
テニスの錦織選手もそうだったが、結果を出す人は、やはり何か自分に課したルールを持っている。
試合に勝つには試合以外の時間をどう考えどう使うかにかかっている。
知り合いがハゼの天ぷらが食べていと申していたので、夕方から近所の川に釣りに。
1時間半で30匹程釣って、鱗と腸を取り、真空パックにして冷凍に。
厳密にはもっと釣れたのだが、小さいのは全部リリース。
この時期はよく釣れる。
あまり食べたいとは思わないが・・・
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