今回は健康からはなれた話です。
長く続いた既存の体制の崩壊が次々と始まっています。宗教団体や芸能界を見てもわかると思います。上層部のパワーバランスが変わった証拠です。
先日、番組名は忘れましたが、池上彰さんが出ている番組でしたが、日本に対するアメリカの圧力や理不尽な日本たたきの事を流していたのでびっくりしました。
アメリカの悪口をここまでゴールデンタイムの時間帯で露骨に流しているのをみても風向きが変わったのを実感します。
昨日までの常識が一夜にして非常識になる時代において、ただただ流れてくる情報を鵜呑みにするだけでなく裏で何が起きているのかまで見通す必要に迫られています。
ハマスがイスラエルに奇襲のテロ攻撃を仕掛けましたが、皆さんはどう思いましたか?
私がまず思ったのが、世界屈指のモサド(イスラエルの諜報機関)があるイスラエルが事前に本当に何も気づかなかったの?でした。アメリカのCIAやロシアのKGB、イギリスのM16と並ぶ機関が常に警戒態勢であり、壁1枚向こう側から原始的ともいえるグライダーでの越境をゆるすことなど考えられず、またアイアンドームでも撃ち落とせない複数のミサイル攻撃を受けたわけですが、そんなことはとっくに想定範囲なはずです。今どきは遠く離れた国が、核ミサイルに燃料を注入しただけでも軍事衛星でわかる時代です。
エジプトからもイスラエルにテロ攻撃の情報は入っていたとも言われていますが、実際はさして高度でない攻撃に多くの犠牲者が出てしまいました。周りを敵に囲まれた中東において、イスラエルは核兵器も保有する軍備、諜報活動においても徹底的な危機管理に徹していたはずです。
9.11のテロの時のペンタゴンに飛行機が突っ込んだのと同じくらい違和感があります。 本当にそんなに脆弱なものなのという懐疑的なみかたです。
ちょっと陰謀論的なうがったみかた過ぎないかと思われるかもしれませんが、真意は別として流れてくる情報をうのみにするのはいかがなものかと思うわけです。
前振りが長くなってしまいましたが、やっと本題です。 民族間においての思想や思考は当然違うわけで、その違いを理解することで、激動の時代を生きる術になります。
これは狩猟民族、農耕民族といった本能に根差した思考法が起因しています。頭で理解した、宗教観や教育ではなく、もっと根源的な本能です。
狩猟民族は獲物を追って山に入ります。途中同じようなハンターに出会ったときに正直に獲物の寝屋を教えるでしょうか? 親密度にもよると思いますが、自分の狙っている獲物が先に捕獲されないように遠くに追い払うために嘘の情報を流すことも多かったのではないでしょうか?
一方で農耕民族ではうまく育った野菜の栽培方法の情報を教えてあげたと思われます。なぜなら教えたところで自分の収穫分が減るわけではないですし、情報交換やお互いに助け合っていた方が種子や肥料の交換なども含め自分に有利に働くからです。
また狩猟民族では獲物を捕るために罠を仕掛けることは日常茶飯事です。彼らは罠を仕掛けることは必ずしも悪ではなく、むしろ罠にかかる方が悪いという、ちょっとひどい言い方ですが,そういうニュアンスだと思います。
農耕民族はその土地に住み畑や田んぼを耕し、種をまき、育て、収穫をする1年を通した報酬でありそこには天候などの不可抗力にも耐え、新たな挑戦というよりかはうまく収穫できた年の真似をしていたに違いありません。当然ですが近隣の方とは仲良くしておいた方が得策です。
また1年に1度のチャンスに新種の改良や、肥料の大胆な変更、育て方の変更などはリスクがありすぎます。大胆な変化を嫌います。
一方、狩猟民族はどうでしょう。山に入ってすぐに獲物が取れることだってあります。そんな時はさっさと運んで帰りその日の仕事は終わりです。残った時間で罠や武器の改良をしていたに違いありません。もちろん取れないこともあるでしょう。そんな時は猟場を移動して行けばいい。どんどん攻めていけるわけです。必然的にトライ&エラーを繰り替えし、進化していきます。彼らはより効率の良い変化を好みます。
どちらがいい悪いではなく安パイを摂る農耕民族とチャレンジングな狩猟民族では全く違う思考になっていくわけです。そして究極的に合理的な発想に至ったのが、狩猟民族から派生した遊牧民族です。
獲物を飼育してしまい子どもを産ませ、食べごろになったら自分たちの食料にするという合理的なことに気が付きます。そのためには餌のある方ある方へと移動して生活するわけです。時には先民がいる土地にもお構いなしに入って行って争うこともあります。当然、戦闘力も武器の開発も進みます。餌場を食い尽くした後は新天地へ移動です。非常に好戦的でありそれが彼らの正義です。
どうでしょう? 見渡してみるといま世界を支配者層は遊牧民族といえるのではないでしょうか?
私は我々も遊牧民族みたいになれとは思っていません。助け合い、忍耐、努力などが必要な農耕民族的な思考は大好きです。しかし世の中には別の正義で行動している人々もいて、時にはフェイクニュースを流す事も、罠掛けもありなわけです。そんな人々がいる世界で渡り合っていくにはそういう思考もあるのだと認識する必要があると思っています。
こういう視点で世の中を見渡す目も今必要だと感じています。
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