またまた従来の健康常識が覆りそうです。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6150329
Yahooニュースより貼り付け開始
【ワシントン時事】健康維持のため食事による取り過ぎには注意が必要とされているコレステロールについて、米当局は19日、摂取量を制限する必要はないという新たな見解を発表した。「コレステロールは過剰摂取を心配する栄養素ではない」と明言している。
米厚生省と農務省が設置した「食事指針諮問委員会」が報告書を公表した。各種調査結果から「食事によるコレステロール摂取と(動脈硬化などの病気の危険を増すこともある)血清コレステロールの間に明らかな関連性はない」と結論付けた。 貼り付け終了
米国ではコレステロールは制限の必要がないと結論づけたようです。
コレステロール値がたかい為に一生懸命頑張っていた方、たくさんみてきましたが、何だったんでしょうね。
もっとも私が少年野球をしている時は、練習中は水は飲むなと指導されていました。
今考えると怖い話です。
隠れて水道の蛇口にかじりついているのを見られようものなら、ケツバットが待っていました。
いい思い出で済んでいるからよかったけど。当時はそれが常識でした。
実はまだまだたくさんあるんでしょうね、健康法に限らず現代の間違いは。
もう15年ほど前の話ですが、私の患者様でアメリカ人の方がおられました。お帰りの際に「お大事に、お身体気を付けてくださいね」と言ったところ、
なんでそんなこと言うんだ、自分の治療に自信がないのかと言われたことがあります。 何度も来院されている気ごころ知れた方だったので、
では何ていえば満足なのか、と聞いたところ「治療はベストを尽くしたからもう大丈夫!」と言ってほしいと言われたことがありました。
その時は日本には謙遜するという文化があると説明したが、そこがなかなか理解できないと少しだけ論争になった思い出があります。
「つまらないものですが」「お口に合うかわかりませんが」我々日本人が物を贈る時によく使う言葉も、その方はしっくりこないと言います。
アメリカ人は「自分が使って良かったから」「美味しかったから食べて」と渡すという。 なるほどねーと思いつつも、文化、風習の違いを身近に感じた瞬間でした。
その歴史の中で、国、宗教の違いは、文化、習慣の違いだけでなく当然その国民の思想にも大きな違いが出ます。
我々が良かれと思ってとった言動も、時には裏目に出てしまうことがあるのではないか?
先般のISILによる残酷極まりない世界を震撼させる行為はどこから来ているのか?
逆に我々日本人の文化、習慣、思想も相手国の人には奇異に写る部分もあるのではないだろうか?
自国あるいは異国を過剰に美化した見方をしていないだろうか?
との思いから読んだ本が思いの他、よかったので2冊紹介します。
人、物、金が容易に国境を超えていく国際社会において、特にこれから海外で活躍しようと考えている若い方には外国語だけでなく、知っておいて損はない知識だと思います。
[肉食の思想] 鯖田豊之 箸
我々日本人とは残酷、動物愛護の観点も全然違います。
(本文中より)
フランスで、あるとき大勢の会食で血だらけの豚の頭が出たが、さすがにフォークをすすめかねて、私はいった。
「どうもこういうのは残酷だなあー」
一人の御嬢さんが答えた。
「あらだって、牛や豚は人間に食べられるために神様がつくってくださったのだわ」
幾人かの御婦人たちが、その豚の頭をナイフで切り、フォークでつついていた。 彼女たちはこういう点での心理的抑制はまったく持っていず、私が手元を躊躇するのをキャ、キャと笑っていた。
「日本人はむかしから生物を憐みました。小鳥くらいなら頭からかじることはあるけれども」
こういうと、こんどは一斉に怖れと怒りの叫びがあがった。
「まあ、小鳥を!あんなにやさしい可愛らしいものを食べるなんて、なんという残酷な国民でしょう!」
私は弁解の言葉に窮した。
[タブーの謎を解く] 山内昶 箸
(まえがきより)
タブーとは何だろうか。およそ人類史上、タブーのない社会は古今東西どこにも存在しなかった。未開社会だけではない。 現代都市の若者の間でも、タブーはひそかに息づいている。なぜ人間は、古来から近親婚を禁じたり、イスラム教が豚肉、ヒンドゥ教が牛肉、あるいは、仏教が肉食一般を禁止したように、性や食の禁制を社会の中に仕掛けておかなければならなかったのか。
英誌エコノミストがまとめた世界50都市の安全度ランキングで東京が世界一安全な都市に選ばれたそうです。3位には大阪が入っています。
記事貼り付け
(CNN) 英誌エコノミストがまとめた世界50都市の安全度ランキングで、東京が世界一安全な都市に選ばれた。東京は世界最大の人口を抱えるにもかかわらず、デジタル、衛生、インフラ、治安の各分野での安全度の高さが評価されている。
2位にはわずかな差でシンガポールが入り、次いで大阪、ストックホルム(スウェーデン)、アムステルダム(オランダ)、シドニー(オーストラリア)、チューリヒ(スイス)、トロント(カナダ)、メルボルン(オーストラリア)、ニューヨーク(米国)の順だった。
一方、最下位の50位だったインドネシアの首都ジャカルタをはじめ、メキシコ市、リヤド(サウジアラビア)、ヨハネスブルク(南アフリカ)、ホーチミン市(ベトナム)、テヘラン(イラン)などは安全度が低いと評価された。
上記のように日本は上位に2都市も入るほど安全な国です。
世界基準からはとてつもなくかけ離れた安全圏にいることになります。旅行の際に海外ではスリや夜間の外出などの危険性の注意事項を聞きますが、
留学生、海外での駐在員、海外旅行者など、日本の安全基準で世界に飛び出していくことは非常にリスクを伴うことになります。
言葉は悪いですが、動物園の動物が野生のサバンナに行くようなものだと思うのです。
世界一安全な国、日本の常識は海外では通用しないという事です。
今回安全な都市に東京、大阪が選ばれたことは非常に誇りに思いますし、今後も選ばれるように努力すべきだと思いますが、平和ボケだけはしてはいけないのではないでしょうか。
日本の安全性は世界でも群を抜いていること意識して、今後はテロへの危険性も含め海外はもとより国内でも世界基準の危機管理を持ち生活していく必要性を感じます。
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