モリタ整体院

現代人の身体は進化しているのでしょうか？　退化しているのでしょうか？
どちらともとれるのですが、「便利は退化を　不便は進化を生む」ともいいますので、不便な生活をして、もう一段進化してみようかなと・・・
携帯を持たない、徒歩での移動、電機は使わないなど思い浮かびますが、その程度では進化はできないと思いますので、
まずは実体験ではなく、知識として・・・　汗　（もともとそんな根性ありません）

不便と言えば戦後28年間グァムで生き延びていた横井庄一さんや、フィリピンのルバング島で30年生活していた小野田寛朗さんの生活を知るのが一番かと。

早速、究極の不便生活をこれで
絶版になっていたので図書館で借りました。

この表紙にあるように蜂の集団に襲われたら木になって動かなければ刺されないようです。　普通無理でしょ！　鼻の穴とか入ってくるんだから。
蚊に刺されても平気になるそうです。

アウトドアブームで私もキャンプしたりバーベキューしたりしますが、次元が違います。　米軍の残していったワイングラスの柄を割ってレンズにして火をおこしたりと、まあ壮絶なサバイバル生活です。　お二人にしたら私達のアウトドアキャンプなんてままごとです。

不便を体験しようなどと甘ったれた考えは捨て、便利に感謝して終わったという読後感でした。

ところでお二人のお亡くなりになった年齢ですが、横井さんは82歳、小野田さんは91歳と短命ではありません。
30年くらい大した栄養を摂らなくても健康には影響がないのかもしれませんね。

不便は知恵を生み、生命力を鼓舞するのは事実なようです。