モリタ整体院

今月の12日（7月12日）で、モリタ整体院も25周年を迎えます。
長いようで短いのか、短いようで長いのか、どちらの言葉が適切なのかよくわかりませんが、人生の半分以上を整体師として過ごしていますので、思い出も整体にまつわることが、学生時代より多くなっています。
教え子やインターン生、スタッフも含め相当な数の方がここから巣立ち全国で活躍されています。　そりゃ商売敵も増えるわけですよね（笑）
また、この仕事に就いて本当に多くの方と出会え、また多くの病を身近に知り、時には死というものに向きあう機会を頂きました。
我々を不安に陥れるものの一つに病があることは事実です。
しかもそれは自分に直接降りかからない限り、普段は実感できないものなのかもしれません。
元気なときは、死ぬときは死ぬんだから悩んでも仕方ない、好きなもの食べて、好きなだけ飲んで逝ければ本望。と笑い飛ばせるのですが、ある時、医師から余命宣告を受けた途端「なんで自分が」と・・・・
一方でそうならない為に、健康に留意した生活を心掛けている方もたくさんいて、ストイックなまでに食事をはじめ良いと言われる健康法を実践されている方も、多数拝見してきました。しかしそんな方にも病は容赦しないことも度々で、本当に理不尽だと何度も、何度も思い知らされました。
その度に、完全完璧な、これを実践していれば病気には絶対にならないという真の健康法はこの世に存在するのかという探究心に火が付きましたが、同時に例え絶体絶命のピンチな時でさえもマインド次第で乗り越えることが出来るという事を教えてもらった映画があります。

「LIFE IS BEAUTIFUL」です。　

アウシュビッツに収容されるも自分の愛する息子に、これはゲームだと信じ込ませ、想像力で困難に打ち勝たせる物語なのですが、主人公のグイドにはどんな状況であれ幸せに生きる為のヒントをもらいました。

健康に関する話ではないのですが、不測の事態に対し、常に希望を失わず想像力と笑いが必要な事を教えてくれる映画です。

豊かで健康的な幸福度の高い人生を送るためには、病気や自然災害、あるいは政治・経済などの問題に対する、予防、備え、準備をすることは大切ですが、それでも想定外のことが、起きたならこのような考え方が出来るか否かが、揺るぎない幸福度を維持するには必要なのではないかと思います。

25年目を迎え、ご来院の皆様に出来る限り健康の不安が解消できて、いかなる時にも希望の光を灯す事が出来る整体院であり続けたいと思っています。