モリタ整体院

平井(JR総武線)の整体・カイロプラクティック

〒132-0035東京都江戸川区平井3-24-8森田ビル1・2F

医療保険

日本では当たり前の国民皆保険(すべての国民が何らかの医療保険に加入)ですが、米国の保険制度は日本のそれとは大きく違います。
自由と自己責任の国アメリカでは、それが当たり前ではなく6人に1人は無保険状態でした。
それを問題視して改革したのが、オバマケアですが、うまく機能していないというのが現状です。
日本との根本的な差は社会保障で賄っているのか民間の保険会社委託かだと思います。
オバマケアにより全ての人が保険加入が義務化されたことはいいのだが、病気リスクの高い人も加入したために保険料の自己負担額が高騰しているといった問題が出ています。おまけに保険の種類も複雑で、一律でないため、保険料、自己負担額もまちまちで、手続きの面倒や未払いリスクを理由にオバマケアの適応診察に制限をかけている医師も多いと聞きます。

アメリカの自己破綻の6割が医療破産というから驚きです。

以下は各国の
盲腸手術の治療費(総費用) と 骨折(橈骨末端閉鎖性骨折)の治療費です。

日本
盲腸400,000円  骨折15,000円

ロサンゼルス
盲腸1,624,400~2,165,800円  骨折65,000円

ハワイ
盲腸2,560,000円  骨折 46,600円

ロンドン
盲腸1,302,800~1,737,100円  骨折 43,400円

パリ
盲腸860,500円  骨折 50,300円

ローマ
盲腸1,217,600円  骨折 167,200円

上海
盲腸112,500円   骨折37,500円

シンガポール
盲腸154,800~773,800円   骨折13,900~19,300円

バリ
盲腸831,600~884,400円   骨折66,000円

ゴールドコースト
盲腸1,021,100円   骨折40,800円

日本の場合はこの3割ほどが自己負担になりますが、他の国では保険の加入の有無、種類によってまちまちということになるわけです。
盲腸で自己破産なんてことも真面目にある話で、日本に生まれて良かったと思うわけです。

ところが我が国の医療費が40兆円を超えていろいろと問題視されてきています。

経済開発協力機構(OECD)は、日本の医療費や薬剤費に関する報告書をまとめ、日本の医療費の大幅な伸びの背景に、国民1人当たりの医薬品支出が米国に次いでOECD諸国で2番目に高いことを指摘しました。 

 報告書では、日本の医療費が近年、他の大半のOECD諸国よりも大幅なスピードで増加していることを提示。 日本の医療費の対GDP比は現在、OECD平均の8.9%を大きく上回る10.2%とし、この医療費の伸びは、薬剤費の大幅な増加が背景の一部にあるとの見方をしています。

私は社会保障による国民皆保険が今後も維持されるか否かには一抹の不安を感じています。

日本の医療費40兆円という市場を外資系保険会社、製薬会社からみてものどから手が出るほど参入したい市場だと思いますし・・・

国内でも自由化してはどうかといった声も聞きますが、実際どうなのでしょうか?

自由の裏には自己責任が伴います。 健常者で成人という条件の基で私は自由競争は大いに賛成の立場です。

頑張って努力している人も、怠けている人も見てきましたから。 努力が報われないのは最悪だと思いますので、そこはきっぱりです!

しかし医療と教育に関してだけは市場任せの自由化には反対です。  
貧困を理由に医療格差、教育格差が起こることは、チャンスのない社会を意味します。
たとえやる気があってもです。 
アメリカンドリームという言葉が以前のアメリカにはありましたが、今のアメリカにはチャンスの機会がかなり減っていると思います。

病気に罹る事のリスクは肉体的にも精神的にも負担を強いるだけでなく、今後は今まで以上に経済的にもおおきな負担になるかもしれません。
そうならないためにも、意図せず法案が決まる事が無いような政治への関心はもとより、飲みもしない無駄な薬をもらっている話をよく聞きますが凄い金額増ですし、緊急時でない119番も大いなる無駄になります。

個々が考えていかないといずれ米国のような自己責任保険にならざる負えなくなると思うのです。

っていうか、病気にならない身体を目指した方が合理的かもしれませんね。   その手助けになれるように努力していきます。

2016.03.16

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